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Vol.15 (1994/10[176])

<国内情報>
日本のHIV感染者等の状況(平成6年8月末日)


 1.平成6年7月1日から8月末日までの間に,医師から各都道府県知事および指定都市市長に報告されたHIV感染者等は患者46名,感染者46名の計92名であった。患者および感染者92名の内訳は,

(1)感染原因別では,異性間性的接触41名,同性間性的接触30名,静注薬物濫用1名,母子感染1名,その他・不明19名であった。

(2)性別では,男性68名,女性24名であった。

(3)年齢区分別では20歳未満2名,20歳代29名,30歳代28名,40歳代21名,50歳以上12名であった。

(4)国籍別では,日本人58名,外国人34名であった。

(5)感染地域別では,国内40名,海外20名,不明32名であった。

2.今回は,患者・感染者92名のうち,報告の41名が異性間性的接触によるものであった。このうち,日本人の報告は,男性16名,女性7名の計23名であり,感染場所は国内14名,海外8名,不明1名であった。

3.外国人の女性は16名であり,大部分が東南アジア地域の女性であった。

 4.今回42名の死亡報告があり,「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告と合わせ累積死亡報告数は483名となった。



厚生省エイズ結核感染症課


 HIV感染者情報(平成6年7月1日〜8月末日)
 エイズ患者等の届け出状況(平成6年8月末現在)
(参考)凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況
都道府県別HIV感染者数(患者を含む)





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