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1993年10月〜1994年8月までのインフルエンザの流行は,ほぼ中規模であった。世界的にA(H3N2)型およびB型が分離された。A(H1N1)型は極めてまれであった。ヨーロッパ,北米ではA(H3N2)型,東南アジアではB型が主であった。
1993年10月1日〜1994年8月31日までに世界各地からCDCに集められた648株のウイルスの抗原分析を行ったところ,80%がA(H3N2)型で,20%がB型であった。A(H3N2)型の99%以上はA/北京/32/92(1993/94シーズンワクチン株)類似株であったが,これらの24%は,A/山東/09/93(1994/95シーズンワクチン株)により近かった。B型の79%はB/Pamama/45/90(1993/94,1994/95シーズンワクチン株)類似株であった。
(CDC,MMWR,43,38,691,1994)
(WHO,WER,69,39,291,1994)
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