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Vol.16 (1995/1[179])

<外国情報>
自家製アイスクリームによるSalmonella Enteritidis(SE)急性胃腸炎の流行,1993−米国・フロリダ


 9月6日,7名の子供(7〜9歳)と7名の成人(29〜51歳)が病院の野外料理会に参加し,2名の子供を除いて72時間以内に下痢(93%),嘔気・嘔吐(86%),腹痛(86%),発熱(86%)を呈した。平均潜伏時間は14時間(7〜21),発病期間は18時間(8〜40)であった。検体採取されふた7名の便のうち3名からSE(ファージ型13a)が分離された。

 患者12名中11名がそこで供された自家製のアイスクリームを食べていた。このアイスクリームがSE(ファージ型13a)に汚染されていた。このアイスクリームは9月6日に6個のグレードAの生卵を昼食の約3時間前に電気撹拌器で混合し,速やかに冷却され,その処理に問題はなかった。調理人は健康であったが,アイスクリームを食べた13時間後に発病し,便からSE(ファージ型13a)が分離された。

 疫学調査の結果,病院ではフロリダの業者から卵を購入していたが,それから先の追跡は不調に終わった。

(CDC,MMWR,43,No.36,669,1994)






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