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Vol.16 (1995/2[180])

<外国情報>
結核サーベイランス,1993−英国


 英国で新たに届けられた結核患者数は,1988年の2,163から1993年には2,422と,12%の増加であった。ただし,白人における年間発生率は1983年は6.9/10万,1988年4.7,1993年4.3,インド亜大陸出身者においては1983年175/10万,1988年140,1993年128といずれも減少傾向にあった。一方,他民族の間では,1988年は106であった届け出数が1993年は304に増加した。最も増加数の多かったのはアフリカ黒人であった。結核患者の増加は最近の移民の状態を反映したものと思われる。

 1993年の結核届け出患者のうち16〜54歳の成人についてHIV感染を調べたところ,約2%が感染者であった。

(CDSC,CDR,4,No.50,235,1944)






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