|
1995年1月3日,フロリダ州でカキ喫食関連急性胃腸炎の集団発生が報告された。調査により34件の集団発生が判明,その多くがアパラチコラ湾で1994年12月29〜31日に収獲されたカキに関連していた。カキは他州にも出荷されていたが,ジョージア州でのみこのカキ関連集団発生が報告された。水とカキの身の大腸菌数は許容範囲内であったが,1月4日にアパラチコラ湾での収獲は中止された。休暇シーズン中,湾はボート遊びの人や漁師で一杯だった。収穫中止後に判明した集団発生により,問題のカキがまだ市場に出回っている可能性が示唆された。サーベイランスを強化した結果,フロリダ州で3件,テキサス州で2件の主にガルベストン湾産カキ関連の集団発生が判明した。
アパラチコラ湾産カキを食べた11人中7人の便から電顕でノーウォーク様ウイルスが検出された。
(CDC,MMWR,44,No.2,37,1995)
|