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Vol.16 (1995/4[182])

<外国情報>
1995/96シーズン用インフルエンザワクチン推奨株−WHO


 インフルエンザの報告は1994年10〜12月は少なかったが,1995年1〜2月に増加した。2月中旬までにアジア8カ国,アメリカ大陸4カ国,ヨーロッパ20カ国から報告された。A(H3N2)型はアジア,ヨーロッパ,アメリカ大陸で分離され,多くは1994/95シーズンワクチン株のA/山東/9/93と抗原的に異なり,A/ヨハネスブルグ/33/94に近かった。B型はヨーロッパ,アメリカ大陸,アジア,オーストラリアで分離され,多くはワクチン株のB/パナマ/45/90と抗原的に異なり,B/北京/184/93に近かった。A(H1N1)型は中国,ポーランド,シンガポール,米国の散発例から分離され,ワクチン株のA/シンガポール/6/86,およびA/テキサス/36/91類似株であった。

 1995/96シーズン用ワクチン株として次の3株が推奨される。

 A/ヨハネスブルグ/33/94(H3N2)類似株

 A/シンガポール/6/86(H1N1)類似株

 B/北京/184/93類似株

(WHO,WER,70,No.8,53,1995)






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