Vol.16 (1995/5[183])
英国では1994年11月に,5〜16歳児800万人に対して麻疹と風疹の予防接種を実施した。1994年11月〜1995年1月の間に3,718の麻疹症例が報告された。うち1,901例について唾液中のIgM抗体の検査を行い,142例(7.5%)が陽性であった。11月の陽性例は66例であったのに比べ,1995年1月は12例であった。この結果からみて,麻疹の流行は1995年早期に断ち切られるものと推測される。 (CDSC,CDR,5,No.8,31,1995)