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デングの疑いで1993年57,1994年91,計148例の米国住民の血清が33州からCDCに送られた。このうち17州の46例(31%)が血清学的/ウイルス学的にデングと診断された。デングの血清型(2型と3型)が同定されたのは2例であった。46例中25(54%)は男性で,年齢が報告された32例は1〜87歳(中央値27歳)であった。旅行歴が得られたのは43例で,カリブ諸島21,メキシコ・中央アメリカ10,アジア10,オーストラリアとアジア1,アジアとアフリカ1であった。6例が入院し,12歳の再感染例はデングショック症候群の徴候を呈し,11歳の再感染例と軽い全身性の血管凝固を起こした。
1994年のCDC確認例数37は,1987〜93年の年平均20例の2倍近くで,1982年の45以来最多である。また,重篤例の割合が高かった。
(CDC,MMWR,44,No. 18,353,1995)
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