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1992〜93年にPHLSに寄せられたCMV感染例の報告総数は2,938例で,うち103例は再発例であった。年齢分布をみると1歳以下と25〜34歳にピークがみられた。症例の49%に免疫不全を示唆する因子があった(再発例では81%)。5歳以下の子供が18%を占めた。5歳以上で,免疫不全のない人のCMV感染は930例であった。これらの結果は,幼児および免疫不全者においてCMV罹患が多いことを示唆している。また,免疫が正常と思われる人でも肝障害などを起こす人が少なくない。
(CDSC,CDR,5,Review No.5,R74,1995)
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