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Vol.17 (1996/3[193])

<外国情報>
小児(19〜35カ月)のワクチン接種率,1994−米国


 この報告は,生後2年間の高いワクチン接種率を保つという目標を達成するため,National Immunization Surveyが50の州,コロンビア特別区および27の大都市で1994年4〜12月までのワクチン接種率を調査した結果である。第1の調査方法は,ランダムに1人以上の子供(生後19〜35カ月)のいる家庭の電話番号を選びインタビューでワクチン接種の有無を聴取した。総計120万に電話し,25,247件のインタビューを行った。第2の方法として,子供のヘルスケア担当者からワクチン接種の有無を聴取した。

 1991年5月〜1993年5月までに生まれた小児(19〜35カ月,平均27カ月)のワクチン接種率は全体で75%である(これは4回のDTP,3回のポリオワクチンおよび1回のMMRワクチンを受けた者の割合)。B型肝炎を除けば,個々のワクチン接種率はかなり高くなる。3回以上のDTP接種率は90%以上,MMR,ポリオ,Haemophilus influenzae type bワクチンは83〜89%である。全体の接種率が低いのは,DTPの4回目の接種率が低いためである。州別にみると,接種率は61〜88%である。65%以下および85%以上はそれぞれ3つの州である。北東部および南東部では高い。

(CDC,MMWR,44,No.33,613,1995)






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