|
WHOヨーロッパ地域事務局は,各国/地域の予防接種プログラムをよりよく理解するため,プログラムの構造,ワクチン供給システム,接種スケジュール,新しいワクチン導入の予定,対象疾病のサーベイランスについて調査を行った(外国/地域の状況が3表にまとめられている)。
予防接種の方針は多様であるが,概ねフランスと中央・東ヨーロッパの国は法的義務接種のシステムをもつのに対し,その他の国は専門家の委員会の助言に基づく接種システムである。しかし,接種スケジュールの適用様式は義務接種から,健康教育の重要性および人々に予防接種の利点について情報を与えて説得する必要性を考慮するやり方に変わりつつある。
(WHO,WER,70,No.31,221,1995)
|