1995年8月（第33週）にPHLSのLaboratory of Enteric PathogenによりSalmonella Enteritidisの新しいファージ21b型（PT21b）が確定された。1995年の第33週〜1996年の第12週までの間にPT21b86例が分離され，すべてがイングランド南部とウェールズ由来であり，うち41例がテムズ地方由来であった。卵殻から2株が分離されているが，食用の家畜からは分離されていない。PT21b分離例の年齢分布はPT21および他のS. Enteritidisと同様であった。

　1995年9月にウエイマス市での結婚式出席者19名からPT21bが分離された。最近，1996年2月10日〜29日の間に発生した6例ではロンドン中心街のサンドイッチバーのスクランブルエッグとソーセージから，S. EnteritidisのPT21bが分離された。

（CDSC，CDR，6，No.13，109，1996）