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米国では30歳以下のCJDによる死亡は極めてまれである(死亡時平均年齢68歳)。英国での新変異型CJD発生により,CDCは過去のCJD死亡率のレビューを更新し,国内5カ所でアクティブなサーベイランスを開始した。これら見直しによっても,米国での新変異型CJD発生の証拠は得られなかった。
国家CJD死亡統計:CDCの健康統計センターの死因統計によると,CJDによる年間死亡率は1979〜1994年間は一定で,約100万人当たり1例である。45歳以下のCJDによる死亡者は1984年でゼロ,1981年および93年は8人である。30歳以下の死亡者はいない。
アクティブCJDサーベイランス:1996年4月早々,4カ所のエマージング感染症プログラム地区(コネチカット,ミネソタ,オレゴン,サンフランシスコ湾岸地区),ジョージア州公衆衛生局で新変異型CJDサーベイランスが開始され,1991年〜95年で94名のCJDによる死亡が認定された。毎年平均19名と一定であり,平均年間CJD死亡率は100万人当たり1.2で国家CJD死亡統計と一致した。94名中9名が55歳以下であり,うち1名が45歳以下,30歳以下は皆無であった。
(CDC,MMWR,45,No.31,665,1996)
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