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Vol.5 (1984/7[053])

<外国情報>
SSPE(亜急性硬化性全脳炎)−フランス


 病院検査室とパスツール研究所の協同研究で,1980〜82年に83例が調査された。これ以外にここで調査されなかった3例があった。

 SSPE発症年は合計86例中73例で知られ,大部分発症の年または翌年に検査をうけている。年齢のわかった49例中90%はSSPE発症時15歳以下で3〜6歳11(22%),7〜10歳14(29%),11〜14歳19(39%),15〜21歳5(10%)である。

 麻疹感染の年齢は28例で知られ,4例以外は5歳以下,5例は1歳以下。麻疹とSSPE発症の間隔が最も長い者は15年,最短は2年,平均は6.5年であった。

(WHO,WER,59,No.25,1984)






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